試作品の製作『ミニオーガナイザー』編  試作7号 ファスナー幅を同じにする木型を手作り


暫くブログで触れてなかった『ミニオーガナイザー』ですが、2018年4月発売を目指して商品化への活動は行っておりました。って、もうその4月になってしまいまして、焦っております。
実際の開発は完成形に到達して、商品製作と販売ページなどの作成に取り掛かっています。
ブログの開発記録は試作6号の回で止まっていたので、今回は試作7号の話です。

ミニオーガナイザー試作7号<本革>

≪課題≫
・芯をベルポーレン(発砲ポリエチレン)に変更
暫く使った後の型崩れが気になり、レザー師匠にいただいた芯を使ってみました。
・ファスナーを木型で同幅にする
・カード入れはミシン縫いにする
カードが引っ掛かりがちな太い手縫い糸から、細いミシンに変更しました。

木型を使ったファスナー付けで商品の統一化

レザー作品のファスナー付けには2種類あります。ファスナーを表の革に先に付ける方法と、逆に裏の革に先に付ける方法ですが皆さん好みがあるようです。私は表の革に先に付ける方法で行っていましたが、作品毎に少しずつファスナー幅が異なるのが商品化には障害になると感じていました。
そこで、レザー師匠から木型を使う方法もあるとお聞きしてチャレンジすることにしました。教わりつつも、かなり自我流ですので参考にされる方はそのおつもりでお読みください。
木型を1.2cm幅にすることにしたので、バルサシート3mmを三枚に切ってボンドで貼り合わせることにしました。バルサシートは子供の工作にも使いやすいカッターで切れる素材です。しかし、薄いせいもあって三枚貼ると側面に歪みが発生!紙ヤスリを使って側面を平らにする作業は結構手間でした。
ミニオーガナイザーの形に合わせたカーブ等はカッターや紙ヤスリで整えました。ファスナー用の溝は彫りにくくて、細い彫刻刀を購入しました。
この木型に内側の革をクリップで留め、ファスナーを固定した後に外側の革を貼る段取りです。
実際に作業してみないとファスナー幅の出来上がり寸法は分からないので、木型の微調整も完成後に再検討します。

試作7号の検証

今回は芯がシッカリしていて、内側からの型崩れは無さそうです。でも少し分厚い感じが気になるので、表の革を1mmに戻した方がいいかもしれません。KA-TSU先生に暫く試用していただいた上では大きな問題はありませんでした。それでも芯の硬さのせいか内側が狭い感じがあるので、ファスナー用の木型の厚みを再検討することにしました。
 
…試作8号につづく
 

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