手のひらフリーのあったか手袋『てぽか』は、私が発案した商品ですが、そもそも、なぜこれが生まれたのか?それは、身近な話と唐突な話のコラボのような展開でした。ちょっと長くなるかもですが、記事を小分けして、綴っていきたいと思います。
さて、最近は楽しむ時間が少ないですが、私はネットの脱出ゲームが好きです。以前はオンラインゲームも毎日していました。冬の夜中にそれらのゲームをする時などは、マウスを持った右手がすごく冷たくて、かじかんで感覚がなくなって、遂に違うところをクリックして望まないページに飛んだり、思わずトリプルクリックしてゲームがおじゃんになったり キー!(>_<) ともかく「この冷たい手をどうにかしなければ!」と思っていました。
手が比較的冷たくならない方にはそんなに深刻ではないかもしれませんが、手の冷え性にとってその冷たさは、実はかなりの困り事なんです。パソコンゲームができないのはたいした問題ではなさそうですが、勉強するのに筆記ができなくなったり、ペンタブで思うように絵がかけなかったり、指の冷たさが気になって集中できなくなり仕事の効率が落ちてしまうこともあるんです。
暖かい部屋ならもう少しマシなのでしょうが、節電してる会社などは、寒い所も多いですよね。家だと寝る前の寝室が寒くても、一時間くらいならいっぱい着込めばいいかなとか思うんです。でもどんなに万全に重ね着しても、手は作業をするからどうしても素手。手袋してみるけど、邪魔だからすぐ外すし、指なし手袋も指先の冷たさは凌げない。
しかも、マウスを使う際は、手のひらがスルスル滑って操作がしにくい。結局、手袋はずしてマウスを操作しながら、どうやったら手が冷えないか、暖かそうな布を手に掛けたり、カイロをのっけたりして「何か出来ないか」「どうにかしたい」と考えるようになったんです。
…次回に続きます。