失敗例に学ぶクラウドファンディングの落とし穴。支援参加で詐欺にあう危険も。


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前記事ではクラウドファンディングのメリット話を書きましたが、深刻なデメリットというか、失敗話も大事なので記載します。

クラウドファンディングは新しい資金調達の方法と書きましたが、資金調達の段階だということを、発起人はもちろん、支援する方もよく理解しておく必要があります。というのも、目標金額を達成したとしても、商品生産や夢達成はその後のことなので、商品購入や夢企画が途中で消滅する危険性があるのです。

よく耳にするパターンは、完了までの見通し・見積もりの甘さでしょうか。今のオリンピック新競技場問題と同じですね。支援者が集まり過ぎて、材料を準備しきれなかったというような例もあるようです。目標金額に達しなかった場合に、全て返金となる形で失敗するのであれば支援者の方はガッカリするだけで良いのですが、最悪の場合は、大きな夢だけを語って詐欺だったというパターンの可能性もゼロではありません。

もちろん、その危険を回避するため、クラウドファンディングのサイトは発起人や企画内容を厳しく審査しています。それでも参加する限り、発起人や企画の実現性などを自分の目で見極める必要があります。

危険を見極めよう

私個人としては、まずその人のキャリアで、企画・生産(活動)・販売(運営)・経理処理が出来そうかどうかを考えます。例えば、店舗経営者や類似製品の製造販売経験者などであれば、現実的な予測を立てられそうです。

どんなに魅力的な企画でも、権利に引っかかりそうだったり、計画に具体性がなかったり、もの凄く安いのも不安を感じます。クラウドファンディングは最初は大量生産を見込めないため、そんなに安く作れないはずです。限定数だけ安いのは宣伝のために自腹を切っていると考えられます。最初から大量生産を見込んだ企画であれば楽観的過ぎると思います。

資金調達よりテストマーケティング

クラウドファンディングは新しい資金調達の方法といわれますが、本当にその資金だけを元手にチャレンジする企画なんて、個人的には怖すぎてできないと思っています。ものすごい余裕はなくても、せめて集金前に必要な支払いは立て替えられるとか。

 

そして、コントロールできないほど盛況にしなくても、テストマーケティングとして成功すればその後ちゃんと商売すればいいのではないかと考えています。堅実すぎですか?夢が広がるクラウドファンディングなのに、目指す成功の規模が小さいですかね?

でも、実際に『てぽか』を企画・販売・運営してみて、手に負えないことをすればお客様に迷惑をかけて信用を無くし、結局全てを失うだろうと感じます。信用第一。発起人は責任を持って企画を全うできるよう全力を尽くしてほしいですね。責任もって全力を尽くします!

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