試作品の製作『ミニオーガナイザー』編  試作3号 コンパクト財布を使いやすく、さらに軽量化


試作2号はスマホサイズの細身にしたことで、内側にA7用紙が入りにくくなりました。そこでひと工夫!サイズを大きくするのではなく、内側空間を広くする方法を考えてみました。

レザー商品の重さに部品金具は影響大

通常、ファスナーの内部に入っている見えない部分は、段差が付かないように反対の端まで入っています。しかし思い切って、見えない部分のファスナー金具を極力削除することにしました。

内側空間を広くして、さらに金具の重さ(3gくらい?)を減らせます。軽いポリプロピレンの箇所も合皮を使うことにしたので、その分少しでも軽量化する作戦です。試作2号の重さ70gに対して3gは大切でしょう。ファスナーの内部に残す部分は、ちょうどペンホルダー用に小銭入れを狭くした箇所に当たるので、段差の問題も解消されそうです。

個人的に本革バッグは重いというイメージを持っていたのですが、金具パーツや芯などがシッカリしたものであることが多いのですよね。財布みたいな小さいものには、ファスナーの重さも影響は大きいようです。

ミニオーガナイザー試作3号<合成皮革>

≪課題≫
・隠れているファスナー部分を削除

・小銭入れ素材を合成皮革に変更 薄さと軽量のためのポリプロピレンでしたが、使いにくいので合皮に変更です。

・カードポケット素材を合成皮革に変更 縫い付け方法変更のため、ポリプロピレンから合皮に変更です。
・小銭入れの幅を狭くして、ペンホルダー装着
 
今回は紺色の合成皮革を使ってみました。薄さと軽量化のため使ってみたファイル素材のポリプロピレンは、使い勝手と縫製の都合でお蔵入りとなりました。

試作3号の検証

試作3号はしばらく依頼者に使っていただくことができました。使い始めから、完成度がかなり上がっていると高評価です!そのまま1か月ほど試用の後、依頼者のKA-TSU先生からご感想をいただきながら次回の構想をまとめました。


≪検証まとめ≫
・ペンホルダーの傾きを逆にしないとひっかかる。
・カードポケットの仕切りをもう1枚増やしたい。

 

ペンホルダーに入れたペンがファスナーに引っかかるとのこと。ホルダーの形を変えて対応してみます。カードポケットの仕切りは何とか1枚増やせる余裕があります。変更点が少ないので、かなり完成に近づいていると思いきや!なんと、全く違う問題が発生するのでした(>_<)

 

…試作4号につづく

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