スマホ用木型と黒檀のウッドスリッカーを作って準備が出来ました。
いよいよ課題のレザーの立体を作ります。立体の作業は初めてなので、縫い付けるところまで事前に練習をしました。
立体を作る作業工程
レザーを型紙通りに切るのは、立体部分を作ってからになるので、型紙よりかなり大きくカットしておきます。 本革はシッカリ濡らすと伸ばすことが出来るようになります。(革の種類や加工によって立体に向く革と向かない革があるので、本番前に同革の不要な部分で試した方がいいです。)革の芯まで浸透するように、10分ほど水につけておきます。
土台に木型を置き、水気を拭いた革を押し当てて、黒檀のウッドスリッカーで革を伸ばしていきます。土台には後でボンドがベッタリ付くので、使い捨ててよい厚めの革を利用します。革を伸ばす時シワが寄ったり波打ったりするので、切り落とす予定の所には切り込みを入れて、きれいに処理します。黒檀のウッドスリッカーで強く擦ると色が付くことがあるので、薄い色の革は汚れっぽく見えるかもしれません。
形が付いたら、固定して乾かします。木型の横ギリギリにG17ボンドを付けて土台にレザーをしっかり固定。ボンドが固まるまで黒檀のウッドスリッカーでよく形をつけます。革が完全に乾くまで数日放置するのですが、途中で木型が緩んでないか何度か確認し、緩んでるときは木型を置くまで押し込みました。完全に乾いたら、レザーが破れないように土台から剥がします。木型通りの窪みができました!(*’▽’*)
裏側に就いたボンドは、次の作業で接着が出来る状態までヤスリなどで剝がします。この立体部分をホルダーの形にカットして、型紙作成用の試作に縫い付けると、ガンホルダー型スマホケースの全容が見えてきました。
立体脇の縫いが難しい
立体の周りのシワの具合や汚れも気になりましたが、縫うところも難所でした。立体のギリギリ脇を縫うのですが、まっすぐのつもりなんだけど、裏から見ると歪んでいる。
表から穴を開ける際に、まっすぐになってないって事ですね。角もボワッとしてるし、本番がこれでは嫌だ!ということで、本番ではもっと注意して作業しました。
それでも満点とはいかないなぁ。精進、精進。
…スマホケースの全体製作につづく