『てぽか』の前に通販サイトをいくつか運営してました。当初は、キャラ立ちした店長が運営するって設定を目指しましたが、まぁ無理でした。ネット店舗の店長なので、一見簡単そうに思えるでしょう?それがそうでもない。
https://watanabeyoshimi.com/2015/05/31/20150531031131-2/
商品の入荷情報、商品説明など書いてみると、なんとまぁ個性のないこと。商品についてと接客ですから、無難な言い回しな訳です。じゃあブログは?これまた、すごい作りこんで家族や趣味、容姿などの設定がないと書けることもないのです。
考えてみれば、キャラで成功ってくまモンとかふなっしーとかキタキュウマンみたいな、通常の人間ではない設定ではなかろうか?
文章となると「~モン」や「~なっしー」などの、コレという決まり文句があれば、キャラ成立度が劇的に違います。それほどのキャラでなくても、許容範囲というものがあります。節約家寄りの私にセレブやカリスマ主婦は無理でした。
どれだけ無理だったか?
今は少なくなったドロップシッピングで通販サイトを運営した時の話。
ドロップシッピングとは、通販サイトの運営者が閲覧者を増やし商品等をウェブサイトの閲覧者が購入した場合に、商品の発送は製造元が直接行う取引方法。ドロップシッピングの会社が通販サイト運営者と製造元を仲介し、在庫を持たないで通販サイトを運営できる仕組みです。
で、ドロップシッピング会社が仲介できる商品を公開し、通販サイト運営者はそれを元にショップサイトを企画するわけですが、高額商品の価値が分からない私はお手上げ状態(-_-;) 商品説明はあるのですが、ブランド名はチンプンカンプン。ランクが分からないと、どれとどれを同列で扱えばいいか、年齢層、人気度、価格のお得感どれをとってもお手上げでした。もちろん商品説明に付け加えるコメントも全く書けません。
その代り、身体の疲れを感じてるアラフォー女性が気になるグッズ、特にお手頃価格の商品には目ざとくおすすめポイントや時には体験談など交えて充実したコメントが書けるのです。それも生き生きと(笑)たぶん、それが隠しきれない私なのでしょう。
そんなチャレンジを何度かやって「キャラ作れる人ってすごいけど相当無理してんじゃないの?」と思うようになりました。必要に駆られて、文章を書くようになったのは40歳くらいからですが、書けば書くほど人間性は隠しきれずに伝わるのだと感じます。上手い下手に関わらず、文章にさえその 人が滲み出るのです。
キャラ作ってる芸能人からも、設定と違うものが漂ってきますよね。本人は気づいてないかもしれないけれど。日常でキャラを作ってる人も、知らないうちに無理してることが伝わってるんじゃないでしょうか。。