1ヶ月遅れですが、キャッシュレス決済で5%還元に対応!


らくぷらすラボのAmazon店でもキャッシュレス決済で5%還元されるようになりました!
キャッシュレス・消費者還元事業は2019年10月1日の開始なのに、なんと1ヶ月遅れでお待たせしました。

8月半ばには申請したんですが、審査が終わったのが10月半ばで、Amazonで登録されてやっとの対応開始です。 キャッシュレス決済で5%還元って2020年の6月までの事業だし、主力商品の「持手袋(もてぶくろ)」は冬の商品なのに、10月1日から開始できないってどうよ?って思っていました。
寒い季節に間に合って良かった~!きっと他にも、対応開始を待っている店はまだまだあるんだろうな。。

今さら聞けないキャッシュレス・ポイント還元事業

そもそも「キャッシュレス・消費者還元事業(キャッシュレス・ポイント還元事業)」とは、2019年10月1日の消費税率引上げに伴って、経済産業省がおこなう需要平準化対策です。

https://cashless.go.jp/

需要平準化って分かりにくいけど、中小・小規模事業者に特別措置してキャッシュレス化を進め、生産性向上や消費者の利便性向上を図ろうというもの。
つまり中小・小規模事業者の商売で、キャッシュレス決済を使った場合に手続きしたら5%分支援するから、消費者に5%ポイント還元をアピールして売上アップ目指してねっていう中小企業や個人事業などへの支援です。

ちなみにフランチャイズの店も中小・小規模事業者にあたり対象ですが、こちらは2%ポイント還元です。 コンビニなんかがそうですが、さすがに準備が行き届いているのか私の周辺では10月1日にビシッと始まりましたね。

キャッシュレス・消費者還元事業のしくみ

支援の出所は国の補助金で、カード会社などのキャッシュレス決済事業者が申請して後日受け取るしくみです。 らくぷらすラボの場合はAmazonがキャッシュレス決済事業者です。
Amazon自体も商品は売っていますが、大きい企業なのでキャッシュレス決済で5%還元の支援をしてもらえません。 でも、Amazonに出店・出品している中小企業や個人事業の5%還元をアピールして、Amazon全体の売上が上がれば良いので出店・出品者のサポートをするわけです。

私もAmazonからキャッシュレス・消費者還元事業の「加盟店登録手続き」をしませんか?という連絡があるまで、あまりよく理解していませんでした。
参加から実施までの仕組みは以下のようになります。

キャッシュレス決済事業者を通して経済産業省に加盟店申請
店)中小企業や個人事業主がこの制度の対象になりますっていう書類を出す。
 ↓
審査されて申請完了
店)加盟店IDがもらえる。
 ↓
キャッシュレス決済事業者で5%還元店登録
店)加盟店IDを使ってシステム上で5%還元の対応が出来るようになる。
 ↓
登録されたら、5%還元開始
客)お客様はお買い物して、ポイントで5%還元される。
店)お店は商品代金に変更無く「5%還元」で売上アップになれば儲かる。
A)キャッシュレス決済事業者は商品が売れた時にポイント5%を付ける。その分を国に補助金請求して後日受け取る。

加盟店になってシステム上に登録してもらったら、キャッシュレス決済事業者が勝手にお客様に5%還元して、補助金をもらっての繰り返し。 中小企業や個人事業主は加盟店申請するだけで、他にすることは無いので楽といえば楽です。
でもそれは、元々キャッシュレス決済を利用している場合です。
本当に支援すべき中小企業や個人事業主が、今までしたことが無いキャッシュレス決済を導入しないと支援を受けられない!ということを忘れてはいけないのではないでしょうか?

キャッシュレス・消費者還元事業への不満

消費税増税で、今まで細々と営んできた小さなお店が立ち行かなくなった話もよく耳にしました。 キャッシュレス・消費者還元事業も、中小・小規模事業者を支援するように見せて、そうでもない。
今回は大きい不満だけでも3つありましたね。

1.対応遅れ問題
「中小企業や個人事業主がどれだけ多いと思ってんの!」

申請自体は4月から始まってるようなんですが、キャッシュレス決済事業者を通して申請するんですよ。 キャッシュレス決済事業者がシステムなど準備しながら、中小企業や個人事業主に申請促すのはもっと後でしょ。
ちなみにらくぷらすラボがAmazonから連絡もらったのが8月中旬。もっと大きい会社は早かったのかもしれません。 それでも星の数ほど中小企業や個人事業主はいるんですよ。
10月1日の事業開始前に申請が殺到するのは必至。最初っから対応遅れが目に見えてるじゃないのよー!

2.期間限定でやる気にならない問題
「9ヵ月間ならキャッシュレス化はもういいやってなるだろ!」

期間限定で9ヶ月間ですよ。対応遅れてる場合じゃないって。
キャッシュレス化を進めるってことは、キャッシュレス決済をしていない会社や事業主に、この制度をキッカケに導入して欲しいのでは? でも支援が9ヵ月間で、キャッシュレス決済導入しますかね。やろうかなって思ってる場合は後押しになるでしょうが。

制度の中には、中小企業の負担ゼロで端末導入(3分の1を決済事業者、残り3分の2を国が補助)というのもあります。
でも現金だから、今まで通りだから続けられていたお店にとって、キャッシュレス決済導入はかなりハードルが高いですよ。 難しいだけでなく、自転車操業の場合は後日お金が入る仕組みに切り替えるのは無理かもしれない。
日本は紙幣に信用があるから、そんなにキャッシュレス決済を推進しなくてもいいのに…とも思ったりします。

3.対象になる中小企業や個人事業主に支援が届かない問題
「本当に支援すべき相手は誰なんだ!」

そもそも難しいって問題がいつもありますよね。 中小企業や個人事業を営んでいる人にとって、自分達が対象になってるのか、対象になる方法があるのか分かってないケースがすごく多いと思います。
既にキャッシュレス決済をしている会社や事業主には、Amazonやカード会社みたいなキャッシュレス決済事業者から案内が来るので、対象になるか確認しやすいです。
でも、キャッシュレス決済をしていない会社や事業主に働きかけるなら、何だかやり方が違うんじゃないかな~。

今回の制度は、消費者も何で5%還元の店とそうでない店があるのか分かってない人も多いみたいです。 消費者として5%還元で得した気分になっている人達の中にも、事業主として参加できる人もいるんだろうと思います。
使える制度に気が付かないor利用できない人が損をする時代みたいで、こういうのちょっと悲しい。 私も情報を手に入れるのに結構必死です。。

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